ホラマサの恐風

東スポWeb
【ジャンプW杯】高梨沙羅4度目女王決定も平昌の“恐風”に不安露呈
配信日時:2017年02月16日 16時30分
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/652637/

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平昌のジャンプ台には“魔風”が吹き荒れている(ロイター)

【韓国・平昌15日発】高梨沙羅(20=クラレ)が平昌の“魔物”に泣いた。来年の平昌五輪のテスト大会を兼ねたノルディックスキー・ジャンプ女子のW杯個人第17戦(HS109メートル、K点98メートル)で2位となり、史上最多タイのW杯通算53勝は持ち越しに。2年連続4度目の個人総合優勝は飾ったものの、2本目にまさかの失速で花を添えることはできなかった。敗因は一体どこにあったのか。本番にも大きく影響しそうな新たな課題とは――。

 万全の準備を整えて乗り込んだはずの高梨が首をかしげた。

「ジャンプ台の感触はつかみかけていたと思っていたんですけど、アプローチで対応できていなかった。ゲートだったり、レールの感じだったり、完全につかみ切れていない」

 1本目97・5メートルを飛び首位に立ったものの、2本目は94メートルと伸びを欠いた。伊藤有希(22=土屋ホーム)に逆転を許したばかりか、2本目だけなら5位の順位だ。ソチ五輪金メダルのカリーナ・フォクト(25=ドイツ)やダニエラ・イラシュコ(33=オーストリア)ら実力者が世界選手権(22日開幕、フィンランド)に照準を合わせて不在の中では、悔やんでも悔やみきれない結果だった。

 平昌のジャンプ台は2007年の設立時に国際スキー連盟(FIS)が国際試合の開催に難色を示したほどの強風で知られる。周囲の山には風力発電用の風車が林立し、昨年には防風ネットも設置された。対策を練っていた高梨は空中ではうまく風に対応。午前の公式練習では風向きや強さが目まぐるしく変わる中、100メートル超えのジャンプを3本揃えてみせた。

 だが、落とし穴は意外なところにあった。この日、高梨が飛んだ6本のジャンプの中で、最も低いゲートから最も高いゲートまで10段の開きがあった。距離にして実に4メートル強だ。これは全選手の中でマーレン・ルンビー(22=ノルウェー)と並んで最も幅が大きかった。「ゲートが上がったり下がったりすると、感覚の狂いが出てくる。助走路の長さも変わりますから」(代表関係者)。風によるゲートの上げ下げが繰り返されるあまり、わずかな感覚のズレがボディーブローのように効いた。表彰台の常連で今季好調のルンビーも、4位と表彰台を逃した。

 ゲートの上げ下げはコーチやジュリー(競技責任者)の判断で行われる。しかし、全日本の鷲沢徹コーチ(42)がゲートを下げたのは公式練習での1回だけ。あとはジュリーが風を判断し、変更した。これにもやむにやまれぬ理由があるという。特に
ジャンプに有利とされる向かい風では「男子と違って、(体重の軽い)女の子のほうがケガをする確率が高い。運営側も高梨やルンビーのように飛ぶ選手には配慮する」(前出関係者)。平昌のジャンプ台で強いのは向かい風。高梨が影響を受けるのも無理はなかった。

 通常、公式練習は前日に行われ、この日のように同じ日に6本のジャンプを飛ぶことは異例だ。しかし、本番でも高梨を基準にゲートが設定される可能性は高い。ソチ五輪のリベンジを誓う地で吹き荒れた“恐風”は、若き女王にとって新たな課題となりそうだ。

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朝日新聞の後藤大輔記者のツイッターでは、五輪公園の正面ゲートが強風ならぬ恐風のせいで、倒壊してしまったんだね。ああ、恐ろしい~ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ ガクガクガクガク

テント内の動画は、まるで台風や嵐、あるいは雪山のテントや山小屋に閉じ込められたような感じに見える。晴天の日でこうなのだから、当然、吹雪になったら試合は中止になるよね。

ノルディックスキー・ジャンプの高梨沙羅選手は勝てたけど、納得がいかないのはホラマサの恐風のせいに間違いありません。事故もケガもなく無事で何よりです!!
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