親韓右派が標的になったフジテレビデモ②

革命の地図
革命の地図 単行本(ソフトカバー) – 2016/8/7
山野車輪 (著) 

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「正直、お世話になった事も多々あるけど8は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば。しーばしーば。うちら日本人は日本の伝統番組求めてますけど。取り合えず韓国ネタが出て来たら消します^^ぐっぱい」「TV局の韓国おし無理。けーPOP、てめーの国でやれ」

 2011年7月23日、俳優の高岡奏輔によってTwitter上に書き込まれたつぶやきがフジテレビデモのきっかけだった。韓国産ドラマが数多く放送され、歌番組には韓国タレントが不自然なほどに出演し、スポーツ報道番組では「韓日」と表記され、グルメ番組のランキングには韓国産グルメがトップに並ぶ。当時のフジテレビの番組編成には確かに偏りがあった。

韓国テレビ=旧ウジ虫テレビ(元フジテレビ)の韓国洗脳まとめ

https://youtu.be/fFkvjSMo-tc

 高岡のつぶやきから始まった騒動は、彼が所属事務所を解雇されたあとも収束しなかった。翌月7日は「おさんぽ」と称するお台場のフジテレビ本社前でのデモが行われ、21日にもお台場でデモが実施された。この事件は「2ちゃんねる」などの匿名掲示板や、「J-CASTニュース」などのネットニュースで注目を集め、のちにラジオや新聞、テレビなどのマスメディアでも話題として取り上げられることになった。

 フジテレビデモに対する世間一般からの批判としては、「右翼デモ」「差別」「ネトウヨ」などのレッテルが貼られた。たとえ韓国の異常性を正しく指摘するものであっても、「嫌韓」を掲げての街頭行動には、まだ批判的な声が強かったのだ。

 だが、デモの翌年の8月10日に李明博は不法占拠中の竹島に韓国大統領として初めて上陸を強行し、14日には天皇陛下が跪いて謝るよう発言した。ここにおいて、ようやく韓国の「反日」の実態が一般日本人にも広く知れ渡るところとなり、日本は「一億総嫌韓社会」となった。

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フジテレビデモの先頭の旗を振った古谷経衝は、奥田愛基と『文藝春秋』2015年11月号で対談した

 ゼロ年代初頭、かつてのインターネット黎明期(れいめいき)を振り返れば、「ハングル板」などの「2ちゃんねる」掲示板で、韓国や在日の問題が学術的なレベルで議論されていた。当時、インターネットはまだ大衆化しておらず、また低質なユーザーは駆逐されていた。韓国についての正確な知識が人口に膾炙(かいしゃ)し始めた転機は2002年の日韓サッカーW杯で、ここで韓国はベスト4に大躍進したが、そこにいたるまでには韓国を有利にする疑惑の判定が嵐のように相次いだ。審判を買収したとしか思えない韓国サッカー界、ひいては韓国人のあまりにも卑怯な精神性を多くの日本人が目の当たりにし、嫌韓人口は一気に増加した。だが、一般メディアはこうした韓国の暗部について口を閉ざしたため、嫌韓層は不満を募らせる一方だった。

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 筆者が出版市場に『マンガ嫌韓流』を投下したのは、この三年後だ。嫌韓はインターネットからリアル社会への第一歩を踏み出した。ここから韓国について関心を持ち、自分で調べた者もいるだろう。
 
 2000年代後半に入ると、嫌韓は、もはや一部の情報強者だけのものではなくなっていた。大衆的なムーブメントの域に到達した代償として、かつての嫌韓層が持っていた高い情報リテラシーは下がり、底の浅い知識と高ぶる感情を振りかざす嫌韓厨も出現した。そのなかで、嫌韓を日本へ愛国心と結合させる自称保守も現れるようになった。

《日の丸を引きずり下ろし投げ回すエセ愛国者》

 フジテレビ抗議デモ参加者の大多数は高いモラルを持って嫌韓を訴えていた。だが、一部には品性の低い輩も存在し、彼らが2011年9月19日、ついに事件を起こした。

 デモは一般市民と保守系団体の二系統で行われており、事件を起こしたのは「愛国」を掲げる保守系団体のほうだ。フジテレビが掲げていた日の丸が傷んでいることを国辱と見なし、国旗を引きずり下ろし、フジテレビ社員に取り返されないように仲間内で放り投げてパスしていたのである。その際には国旗の一部が破られている。実行者らは、おそらくデモ現場のノリや勢いに流されて感情が盛り上がっていたのであろうし、もっと言うならば「愛国」のそぶりをしていただけなのかもしれない。そうでなければ日本の国旗を放り投げるなどできるわけがない。この「国旗引きずり下ろし事件」の実行者である古谷経衝(つねひら)は、『文藝春秋』誌上で、フジテレビデモをこう振り返っている。

 「彼らはフジサンケイグループの産経新聞を読んでいながら、お台場で『フジは韓国から金をもらっている!』『日枝(ひえだ)久会長は在日だ!』などと叫んだ。保守運動はネット上のトンデモ陰謀論と大差ないものに成り下がってしまったわけです」

 筆者は古谷のこの自己批判を評価する。デモ参加者が問題視していたのは、テレビ局が韓国に対して過度に肩入れしていた(ように見えていた)ことだ。彼らは「愛国」の主張と日の丸を掲げてはいたが、それはどこかの野蛮国の国民が「愛国無罪」叫んで悪事を働く姿とまったくダブって見える。

 日本の保守勢力は戦前・戦後とも基本的には「親韓」だった。韓国がいくら支離滅裂な国家であろうと、反共の防波堤の役割を果たしていたからこそ、戦後日本は韓国に融和的なスタンスでさまざまな支援を行ってきた。もちろん、大多数の一般日本人には反共の防波堤としての韓国の価値など実感が湧かず、韓国への興味などさらさらなかったが、この親韓路線は日本社会の保守層とエリート層には強く根づいていた。だからこそ、1982年に起きた教科書問題、また慰安婦問題などでも韓国に対して融和的な対処を続けてきた。保守勢力は歴史の連続性を重視する考え方を持つ。韓国併合以降、日本の保守層とエリート層のスタンスだった親韓路線も簡単に切り替わらなかった。

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フジテレビからレインボーのちょうど対岸の位置に、子会社の扶桑社と、孫会社の育鵬社が入るビルが建っている(矢印)

 だが、韓国は建国の時点から「反日」を国是としてきた。戦前・戦中が遠い過去の時代となり、当時のことを知る韓国人は少しずつ減っている。韓国政府が建国以来行ってきた「反日教育」に洗脳された戦後生まれの韓国人が多数派となり、現在は併合時代を生きた韓国人は少ない。韓国の反日が強まり、日韓の距離が近づくことで、一般の日本人は韓国の「反日」の実態を知った。2012年、韓国の大統領の反日発言によって「嫌韓」は日本社会で大爆発した。その爆発が大きかったのは、これまで韓国で積み重ねられた「反日」があったからこそである。

 嫌韓が日本の大衆に広がるにつれて、もはや日本の保守層とエリート層がおいそれと親韓を公言できる状況ではなくなってきた。保守勢力が重視してきた歴史の連続性の一部として日本に根づいていた親韓は吹き飛び、新たな時代に入った。現在の日本社会は「嫌韓革命」以降の社会である。その前年に発生したフジテレビデモ騒動は「嫌韓革命」の前夜祭と捉えるべき事件だろう。

 しかし、筆者は、この事件に対しては否定派を貫いた。フジテレビより先に批判の俎上(そじょう)にのぼらせるべきメディアがあるからだ。フジテレビはフジ・メディア・ホールディングスの中核企業であり、『産経新聞』も同じグループ。左傾が常態化している日本メディアのなかでは比較的思想的バランスを保っているグループと言えよう。また、扶桑社はフジテレビの100%子会社であり、さらにその子会社が教科書出版の育鵬社だ。同社の歴史教科書は扶桑社刊の時代から左翼や在日韓国人団体から卑劣で執拗な攻撃を受けてきた。日本を敵視する彼らにとって都合の悪い歴史事実がしっかり書かれている証拠である。フジテレビが叩(たた)かれる姿を最も喜んだのは、左翼と在日だった。

漫画家の山野車輪さんと自称評論家の古谷経衝さんは以前は仲が良かった。2010年頃は山野車輪さんの自宅から二人で一緒にオタベリというニコ生放送をしていた。いつの間にか仲違いしたのかなあと思ったら、お互いの考え方が違うということに気が付いたみたいだね。ケンカ別れした訳ではなく、疎遠になって自然消滅したみたい。

山野車輪さんはフジテレビデモは右翼同士の内ゲバと解釈する。一方、フジテレビデモに参加してそれを本にした古谷経衝さんは、デモの原因は俳優の高岡奏輔さんによるツイッターの書き込みが発端となったように見えるけど、根底にはフジテレビによる執拗な浅田真央選手叩きが原因だったという見方をする。

フジテレビデモの原因①
公開日時:2015-06-25 16:15:00
http://nutscopanda.blog.fc2.com/blog-entry-159.html

フジテレビデモの原因②
公開日時:2015-06-25 16:30:00
http://nutscopanda.blog.fc2.com/blog-entry-160.html

私はフジテレビの異常な真央さん叩きがフジテレビの視聴率を後退させた原因で、デモにもつながったと思う。そのきっかけを作ってくれた高岡奏輔さんには感謝している。高岡さんがツイッターに書き込んたことによって、マスゴミの捏造も露呈した。高岡さんが発言していない反日親韓発言を捏造して報道していたのだ。

高岡さんはツイッターで発言した当時、衆議院の片山さつき議員が声を掛けたり、チャンネル桜の水島聡社長もぜひ番組に出演していただきたいと言っていた。しかし、保守陣営と高岡さんが面会したという話を全く聞かない。そういう活動に興味はないのだろう。役者として幅を広げるためには、保守系の人と会うのは損することはないと思うのだけどね。

ウィキペディア  2011年のフジテレビ騒動
https://ja.wikipedia.org/wiki/2011年のフジテレビ騒動

ウィキペディア  フジテレビ抗議デモ
https://ja.wikipedia.org/wiki/フジテレビ抗議デモ

NAVERまとめ
「K-POPの流行は韓国政府が操作した詐欺」by木村太郎 フジテレビと韓国の関係
更新日時:2012年01月04日
http://matome.naver.jp/odai/2131200198430308301
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