悔い残らぬ選択を!

朝日新聞デジタル
伊藤みどりさん、浅田選手を応援 「悔い残らぬ選択を」
配信日時:2016年3月30日11時13分
http://digital.asahi.com/articles/ASJ3S3C3MJ3SUTQP00M.html

 フィギュアスケートの世界選手権が30日(日本時間31日)、米ボストンで開幕する。1年の休養期間を経て現役続行を決めた浅田真央(中京大)にとっては、山あり谷ありのシーズンの締めくくりになる。浅田が現役続行を決めるきっかけを作った伊藤みどりさん(46)=1992年アルベールビル五輪銀メダリスト=は、同じトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを得意とする後輩にエールを送る。

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自身も現役復帰した経験がある伊藤みどりさん。「1年でも休むと、戻すのに時間がかかる」と語る

 世界選手権に向け、今の真央ちゃんの心の中は、期待半分、不安半分なのだと想像します。メッセージを送るとしたら「今シーズンが始まった頃を思い出して」ということです。

 復帰初戦だった10月のジャパンオープン。世界中が注目する中で、素晴らしい演技を見せてくれました。1シーズンの休養を経て、再び競技会の舞台に戻って来られたという喜びが、伝わってきました。

 真央ちゃんが現役を続けるか迷っていた昨年4月。ラジオ番組で対談して「自分が後悔するなら続けた方が良い」と助言しました。競技会で戦う力は十分にあると感じたからです。25歳になりましたが、食事や体のケアのサポート態勢が充実し、選手寿命も伸びています。実際にジャパンオープンで、世界のトップで戦えることを証明しました。

 ただ、長いシーズンで好調を維持することは難しい。試合に向けたモチベーションの持ち方、体調の整え方、コンディションの作り方は、アイスショーと競技会では全く違います。

 私は92年アルベールビル五輪後に一度引退しましたが、95年に復帰しました。96年1月の全日本選手権では、新鮮な気持ちもあって優勝しましたが、その後は体調やモチベーションが落ちてしまいましたね。落ちかけた時に、世界選手権(同年3月)とぶつかりました。トリプルアクセルは跳べずに7位で、再び競技会から退きました。

 真央ちゃんも、復帰当初の新鮮さは薄らいでいるのではないでしょうか。休養以前のように「頑張らなきゃいけない」「トリプルアクセルを跳んで当たり前」という重圧を感じているのかもしれません。昨年12月のグランプリファイナルや全日本選手権は、本領発揮とはいかず、迷いや葛藤があると思います。

 だけど、乗り越えられた時のやりがいは、競技会でしか味わえない。(昨年5月に)現役続行を決めた時「試合が恋しくなった」と話していました。緊張感も、苦しさも味わいたくて帰ってきている。それを頑張って乗り越えることが、今は大事ですね。

 96年の世界選手権の演技は恥ずかしかったですが「悔いの残らない選択をした」と今でも思います。真央ちゃんには、復帰した時の気持ちをもう一度よみがえらせて、悔いのない演技をして欲しいです。世界選手権が終わった後、真央ちゃんがどんな気持ちになるのか、聞いてみたいです。(構成・前田大輔)

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1992年アルベールビル五輪で銀メダルを獲得した伊藤みどり選手

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本番のリンクで練習する浅田真央=遠藤啓生撮影

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公式練習後、ファンからサインを求められる浅田真央=遠藤啓生撮影

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体が引き締まってかっこいい後姿。目をつぶりながらのアラベスクスパイラル。

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> 「今シーズンが始まった頃を思い出して」
きっと今シーズン始めの気持ちを思い出せば、真央さんの本来の力を出し切ることができるでしょう。アイスショーで滑るだけでは物足りず、試合ならではの緊張感達成感を味わいたくて、現役復帰してきた。

みどりさんもアルベールビル五輪後に引退して、長野五輪に出場するために戻ってみた経緯がある。なので、真央さんに的確なアドバイスができる。

普段から、みどりさんは同門のスケーターだけでなく、全般的に選手に暖かいコメントをする。みどりさんの解説が聞けなくなって久しい。家庭の事情なのか?正直すぎて干されたのか?またみどりさんの解説を聞きたいなあ♪

やらないで後悔するより、やって後悔した方がいいと真央さんは考えた。自分のやりたかったスケートを滑ってね。頑張れ!真央選手! o(´∀`o*)o(´∀`o*)ガンバ~
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