浅田真央選手「自分のために滑って」

朝日新聞デジタル
浅田真央選手「自分のために滑って」 鈴木明子の目
配信日時:2016年3月28日14時49分
http://digital.asahi.com/articles/ASJ3V3C1XJ3VUTQP00V.html

 世界選手権が(3月末から)始まります。浅田真央選手にとっては(昨年末の)全日本選手権以来の試合です。

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ソチ五輪のシーズン、2013年の全日本選手権を制した鈴木明子、2位の村上佳菜子、3位の浅田真央

 今季、試合や公式練習を見ていると、波があるように感じられました。前日は跳べたのに、当日の朝は調子が悪かったり、演技直前の6分間練習ではよかったはずの調子が本番では本領発揮出来なかったり。曲がかかると、更に難易度は上がります。

 私はそういった波のあるタイプだったのですが、浅田選手とは一緒に試合をしながら、こういうふうになれたらいいなと思うほど、以前は波がなかった印象でした。

 変化への戸惑い、スタートがよかったがゆえの気負い。期待に応えなくちゃいけない……。表情を見ていても、復帰当初のやり切った、という感じより、手応えがよくなかったからかもしれませんが、何か考えているような感じがします。

 私の場合は、2度心境の変化がありました。26歳と、28歳のとき。体力的な部分、回復具合。様々なことが変わってくる。心技体が必ずしも一緒にならないというときがありました。

 身長も体重も変わらない。それでも、違う。何かが違う。フィギュアスケートは感覚のスポーツなので、特定は出来ないのですが、やっぱり違う。

 変化することで、今まで当たり前のように出来ていたことが出来ないとなると、どこからか恐怖心が湧き出てきます。ただ、経験も積んでいる。変わった自分をどうやって受け入れるか。

 浅田選手には「今」の自分を高める力がある。今の自分と向き合い、迎え入れる。復帰したとき、すごくすっきりと、いい表情で滑っていたのが忘れられません。「周りの期待に応えなきゃ」という思いは強く感じていると思います。でも、彼女はこれまで世界中の期待に応えてきました。

 自分がしたいスケートを、そのまま見せてほしい。自分が求めるもの、自分のために滑ってほしいと思います。

 世界選手権は、すべての選手にとって、そのシーズンを通してやってきたショートプログラムとフリーが、完成されるとき。舞台の千秋楽と同じです。プログラムがシーズン前半からどれだけ進化し、深化したか。ロングランの締めくくりに注目してください。

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グランプリファイナル女子SPの演技後、観客の声援に応える浅田真央=2015年12月11日、白井伸洋撮影

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鈴木明子さん

まず、あっこちゃん、画像を見て、とても自然な感じできれいになったなあと感じた。健康的な美しさ。体の調子も良いのだと思う。

あっこちゃんの真央さんに対する分析を読んで、真央さんは若い時から精神力のある人だと思っていたけど、大人になってさらに落ち着きを増したような感じに思える。

真央さんはあるがままの自分を受け入れる。自分を分析して、反省することができる。改善して、さらに向上していく。

ベテランというか、引退していてもおかしくない年齢で、さらに高みを目指す。今は自分のためにスケートを滑る番になったと思う。

枠取りとか、国内の順位や世界ランク等を気にせず、自分のためだけに千秋楽に向けて滑り切って欲しい。楽しむことが最優先。そして、復帰して良かったと思えるような滑りをして貰いたい。
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