おもてなし④

サイゾーウーマン
[連載]亀井百合子の「オシャレな女に憧れて」
日本女性に容赦ない! 滝川クリステルがパリジェンヌの生き方本を出版
投稿日時:2011.05.17
http://www.cyzowoman.com/2011/05/post_3560.html

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恋する理由 私の好きなパリジェンヌの生き方 単行本(ソフトカバー) – 2011/4/15
滝川 クリステル (著)

 滝川クリステルは、フランス人の父と日本人の母を持つ33歳。自身もフランスで生まれ3歳まで過ごし日本へ、小学校の高学年に再びフランスに戻り1~2年ほど過ごした経験がある。フランスとのハーフ、そしてあの気品ある美貌。なんともうらやましい限りだ。その彼女が先月、『恋する理由 私の好きなパリジェンヌの生き方』(講談社)というエッセー本を出版した。

 パリ本というと、パリに10年在住している中村江里子の"マダムエリコなんちゃら"といった浅薄なエッセー本が思い浮かぶが、まーあれはあれでうらやましくはあるけれども、滝クリは"女子アナ"ではなく社会派の"ニュースキャスター"。ガイド本や日常雑記ではなく、パリジェンヌの生き方についてのわりとまじめなエッセイである。でも、よく考えたら滝クリは、中村江里子や雨宮塔子よりもパリ歴は短い......。いや、そんなことは関係ない。なんといってもお父さんはフランス人。それに、本書の「はじめに」でも「日本で暮らしていたときも、フランスには年に何度も旅行で足を運んでいたため、ずっとフランス人の生き方を身近に感じていた」とわざわざ書いてある。

 旅行で足を運んでフランス人の生き方を身近に感じていた滝クリだけあって、内容はまるでフランス人が書いたみたいに知性にあふれている。全編にわたって、日本社会および日本女性を痛烈批判し、フランスの女性がいかに自由であるかを熱っぽく語っている。例えば、

「日本の女性たちは、一般的に、どこか母になった途端に、女性であることを封印して『おかあさん』としての自分に収まらなければならないという意識があるようです。それに対して、フランスの女性たちは、母になっても女性であることをあきらめません。(中略)一生、女性として輝き続けられるという希望がある。子供を産むことによって、女としての人生にマイナスがないという意識を持っていることが大きいのではないかと思うのです」

 滝クリによればフランスは、「仕事を持ってるからと言って、恋人や家族、友人と過ごしたりするプライベートな時間を犠牲にしたりはしない」「『女性が働きやすい環境』が整っている」「男性が家事や子育てを手伝ってくれる場合が多いので、女性だけにかかる物理的、精神的負担が少ない」「(男性は)女性の生き方を尊重する」という。ところが、本書ではフランス人女性8人との対談も掲載されているのだが、彼女たちはこう述べている。

「時代が変わっても、フランスではまだまだ男性社会。女性はどんなに働いても、ある一定のところでキャリアがストップしてしまうのが現実ですね」(ナタリー・コシュースコ=モリゼ)
「女性は家族を持ちたい、子供が欲しいと思うけれど、仕事と家庭を両立させることはまだ簡単ではありません。時代が変わったとは言え、男性が自分のキャリアを追い、女性に家事や育児を押し付ける、というケースがあるのも確かですね」(ソフィ・ドゥラフォンテーヌ)

 滝クリのフランス論と食い違ってるよ! フランス人はまだまだと思っていても、日本に比べたら進んでいるのかもしれないが、一見するとまるで滝クリが"フランスの現状をよく知らない、ただのフランスかぶれ"みたいになってる。さらに、ファッションについて滝クリはフランス女性を「本当にエレガント」「洋服そのものや着こなしに『曲線』を加えるのが絶妙で、とても上手」「セクシー」「個性的」とやたらほめたたえるのに、日本女性に対しては「まわりと一緒になろうとする」「コンプレックスに目を向けがち」と冷ややか。その上、「日本では仕事の場面で女っぽさを感じさせるファッションやふるまいは、タブー視される傾向にあるようです」と、斜め45度の女っぽさでのし上がった人とは思えない発言までしている! 逆に、対談相手のフランス人が、

「日本女性の奥ゆかしさは、とても素晴らしい長所だから、社会的な権利を主張するあまり、それを失わないでほしい」(クリスティーヌ・ルイ=ヴァダ)
「私は、日本文化を崇拝していますよ。(中略)日本女性の立ち居振る舞いは、本当にしとやかで美しい」(ヴァネッサ・ブリューノ)


 とフォローする始末。クリステル、度量が小さすぎだよ~。どんだけ日本でツラい目に遭ってきたんだ。自称「ダブルアイデンティティ」の複雑さが、意図せずして感じられました。ちなみに、筆者もフランス大好き、「リセエンヌ」と聞くだけで30秒間は15歳になれる、雑誌「Olive」(マガジンハウス、2003年休刊)に、「パリ=あこがれ」と徹底的に刷り込みされたおバカさんです。本書中の「フランス女性にとって、デニムは個性を発揮する必須アイテム」「わざと崩しを加えるのもフランス女性流『おしゃれの方程式』」なんてくだりは、元Olive少女にはなじみ深いフレーズで親近感がわいた。結局、ごく一般的なパリ好きなんてそんな程度なんだよね。"マダムエリコなんちゃら"で満足する程度。
(亀井百合子)

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フランスはPACSパックス民事連帯契約)に始まり、フランスの最低賃金は時給9.40ユーロで(ドイツはつい最近まで最低賃金が決められていなかった)、派遣社員で子持ちの女性が住宅ローンを組めたりと、社会民主主義の国として先進国だなあと思う点が多々ある。

ただ、日本はアメリカの情報が多くて、あまりヨーロッパの情報は入って来ない。フランスに住んでいた日本人はなぜ反日になりやすいのだろうか?岸恵子はソチ五輪前にヨン棒上げで中山美穂は反原発の発言があった。中村江里子雨宮塔子についてはよく知らない。

【岸恵子のヨン棒上げについての記事】

その道を極めていない人の言葉①
公開日時:2015-06-22 08:00
http://nutscopanda.blog.fc2.com/blog-entry-142.html

その道を極めていない人の言葉②
公開日時:2015-06-22 08:00
http://nutscopanda.blog.fc2.com/blog-entry-143.html

だいぶ前にジュリー・ドレフュスという女優がいた。日本語がほどほどに上手かったので、ハーフなのかと思ったら、純フランス人で大阪外語大に留学していたんだね。

彼女はフランス人(ユダヤ系)だけど、反日日本人の仰せの進歩的なフランス女性というより、むしろ控えめで古風な日本的に感じられる女性だった。
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