あの子、大事なときには必ず転ぶ②

スポニチアネックス
森元首相「真意と違う」 真央に「良い成績残せ良かった」
配信日時:2014年2月21日 22:55
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/02/21/kiji/K20140221007638700.html

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 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は21日夜、共同通信の取材に対し、フィギュアスケートの浅田真央を「大事なときには必ず転ぶ」と評したことについて「私の真意と全く違う。女子フィギュア団体戦で戦略を間違えたと指摘したかった」と強調した。

 森氏は「浅田選手は団体戦に出場する必要がなかったのに、勝ち目が薄い中、成功すれば3位になれるかもしれないとの淡い気持ちで出させられ、結果転んだ。精神的な負い目になったはずで、かわいそうだ」と述べた。

 同時に「フィギュアスケート女子フリーで浅田選手が巻き返し、良い成績を残せたのは良かった」とねぎらった。

Yahoo!ニュース:個人
浅田真央を団体戦が壊した!涙のラストダンスの教訓
投稿日時:2014年2月22日 14時20分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamadajun/20140222-00032903/

 前回、この欄に書いた「フィギュア惨敗」のコラムが誤解されているようなので、再度、真意を書いておきたい。

 まず、あれは誰が見ても惨敗である。このようにはっきり「惨敗」と書くと、「それは選手にとってむごい」と思う、直情型の自分は正しいと1ミリも疑わない人が多いらしく、必ず反発がくる。「惨敗なんかしていない。よくやった」と言う。

 しかし、フリーで自己最高得点を出したことを考えれば、浅田選手はフィギュアを失敗しなければ、間違いなくメダリストになっていただろう。つまり、ショートプログラムで、挽回不可能な失敗をしてしまったわけだ。

 本人の力から言って、これは「惨敗」だ。しかし、日本人はこういう言葉を忌み嫌うから、そう書いてしまうと反発する。スポーツ紙を見ても、記者が応援し国民が応援した選手だと、どんなにひどい負け方をしても「惜敗」として「よくやりました」式の美談記事に仕立てあげてしまう。

 しかし、鈴木選手、村上選手、リプニツカヤ選手まで、あれほど失敗するということは、本人の力が及ばないなにかの原因があったと考えるのが普通だ。

 さらに言えば、これは女子だけでなく、男子もそうだ。幸い、羽生弓弦選手が金を獲ったが、ライバルのパトリック・チャン選手とも、フリーの演技はオリンピックのファイナルにふさわしくない失敗演技だった。つまり、こうした一連の出来事の原因を解明して、「なぜ彼らはベストで望めなかったか?」を考えなければ、選手の今後のためにならない。また、メディアとしての役割を果たしたことにならないだろう。

 「真央ちゃん、よかった! 私たちも泣いた」と言うセンチメンタリズムですべてをすましてしまっては、かえって浅田選手がかわいそうだ。じつは、日本中が泣いたように、私も泣いた。あそこまで挽回した彼女のがんばりに、本当に泣けた。オリンピックのラストダンスとして、あれほど感動的だったことはない。

 だからこそ、今回、団体戦というおバカな試合を初めてやって、それが商業主義に基づく発想から生まれ、しかも選手の体調管理に影響を与えたのではないか?という疑問を呈さなければならない。いったいなにが彼女をあそこまで追い込んだのか? それを解明すべきだろう。

 前回も書いたように、この事態はある程度予測できたことだ。オリンピックに「魔物」など住んでいない。住んでいるとしたら、それは人間がつくり出した魔物だ。

 森元首相のコメントも批判されているが、「個人戦の前に行われる団体戦」に浅田選手が出場を余儀なくされたことが、今回のことの遠因だ。選手は「個人戦」でのメダル獲得に選手人生のすべてをかけている。だから、そこに体調のピークを持っていくように調整してきている。

 ところが、安易なナショナリズムで「メダルを」とスケート連盟もメディアも望むから、よせばいいのに出してしまう。浅田選手がこれを拒むことは無理だ。

 個人戦の前に、韓国のキムヨナ選手は「私はアメリカや日本に生まれなくてよかった。団体戦に出なければなりませんから」と言ったと伝えられている。また、ショートプログラムが終わった後、解説者者の八木沼純子さんも「団体戦の後、ずっと同じ体調をキープするのは難しいので、1度リセットしてからつくり直すのがいちばんですが、選手によってはそれは難しい」と言っていた。

 私は前回のこのコラムで、勝ち目がないから団体戦に出るべきではなかったと言いたかったのではない。選手がいなければ競技は成り立たないのに、その選手を大事にしない組織や周囲があることを伝えたかっただけだ。次のピョンチャン(平昌)五輪では、団体戦は個人戦の後にしてほしい。

山田順 作家、ジャーナリスト、出版プロデューサー
1976年立教大学卒業後、光文社入社。2002年『光文社 ペーパーバックス』を創刊し編集長。2010年退社。現在、作家、ジャーナリストとして取材・執筆活動をしながら、紙と電子の両方の出版プロデュースも手掛ける。専門分野はメディア、経済、ビジネス。著書に『出版大崩壊』『資産フライト』(ともに文春新書)『円が消滅する日』(日文新書)『新聞・出版 絶望未来』(東洋経済新報社)『中国の夢は100年たっても実現しない』(PHP)『すべてを手にれた1%の人々はこう考える』『日本が2度勝っていた大東亜・太平洋戦争』(ともにヒカルランド)『日本人はなぜ世界での存在感を失っているのか』(ソフトバンク)など。

official site
山田順プライベートサイト

東スポWeb
真央“森発言”に絶妙な切り返し
配信日時:2014年02月26日 16時00分
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/238966/

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会見で笑顔全開の真央。顔写真は森元首相

 ソチ五輪を6位で終えたフィギュアスケート女子の浅田真央(23=中京大)が25日、帰国。都内で行われた日本外国特派員協会主催の記者会見に応じ、現在の心境を語った。

 真央が、森喜朗元首相(76)に完勝だ。森氏が「あの子、大事なときに必ず転ぶ」と発言したことについて「私は何とも思っていないんですけど、でも森さんは今、少し、ちょっと後悔しているんじゃないかなと少し思います」。絶妙に切り返して、一同大爆笑だ。

 森氏の発言を真央が聞いたのは競技が終わった後だった。「そんなことを言っていたんだな、と思った。人間なので失敗することもある。失敗したくて失敗しているわけではないので違うかな、と思った。でも森さんはそう思ったのかな、と思った」。それでも「終わったことなので何とも思っていないです」とダメ押しの笑顔。孫ほどの年の差がある真央が何枚も上手だった。

 また、キム・ヨナ(23、韓国)とのライバル関係から日韓関係に質問が及ぶと「(日韓関係については)私が何か言うことはできません。キム選手とは、小さいころからライバルでメディアにも注目されてきたが、リンクを離れればお話ししたりする選手(であり)、お友達の関係だと思っています」と話した。

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> 平昌五輪では、団体戦は個人戦の後にしてほしい
この言葉に尽きるね。先に団体戦を行うという愚行。IOC&ISUが結託して真央さんにメダルを獲らせたくなかったのかなあ・・・といっても、日本が団体戦に参加しないという選択肢があった。

日本は団体戦でどうせメダルなんて狙えないのだから。そう考えると、日本スケ連がおかしいよね。棚ぼたさんの日本女子唯一の金メダルが霞まないようにするためにね。

メダルはあった方が選手にとって励みになるとは思う。アイスショーのギャラが違うとも聞く。けれど、真央さんの場合は五輪の金メダルがなくても、アイスショーのチケット完売・満員御礼を見れば、メダルなんて関係ないし要らないよね。

真央さんはフィギュアスケート=浅田真央というぐらいの存在感。敵は国内にいる。外国に敵はいない。真央さんのことを称賛してくれているのはむしろ海外のスケート関係者ばかり。日本人の謙遜が卑下になるのはおかしい習慣。国内で足の引っ張り合いをして団結心がない。
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