「朝日がやらないから私がやります」②

産経ニュース
「父の謝罪碑を撤去します」「朝日がやらないから私がやります」ジャーナリスト・大高未貴
配信日時:2017.6.11 15:00
http://www.sankei.com/world/news/170611/wor1706110001-n3.html

その後、しばらくして奥氏は現地確認が完了したと連絡をくれた。

「撤去は容易ではありません。謝罪碑は横幅一二〇センチくらいの大きなもので、日本によくある碑のように地面に対して垂直に建てられているのではなく、コンクリートの地面にぺったりと埋め込まれていました」

 なるほど確かに「謝罪碑」は、慰安婦像のように立っているものではない。

 奥氏は言う。

「あれを撤去するとなると相当な工事費用が必要です。長男が前に言っていたクレーン車での慰安婦像撤去のほうがよほど作業的には簡単ですよ」

 ではどうするのか。

「早速、長男に現地の状況を説明し、二人で様々な案を出し合ったのですが、最終的な結論としては謝罪碑の文言を書き換えるしかないということで落ち着きました」

 あの有名な清治氏による”謝罪の言葉”を”書き換える”というわけだ。長男はこう言った。

「父が建てた謝罪碑は、日本のお墓のように小さなものだと私は思い込んでいたのですが、違ったんですね。とても撤去できるものではない。

 撤去できないなら仕方がない。朝日新聞のお説に従って、ダイナマイトで破壊すればよかったんですが……。それでは過激派になってしまうので、つまり、碑を書き換えるしかないのです」

 つまり長男は、こう言いたいのだろう。朝日は清治氏の証言を「虚偽」とした。新聞は、その証言を報じた記事を「取り消し」すればいいだけだった。しかし、その「虚偽」が石碑に彫られてしまっては「取り消し」は不可能だ。だからこそ撤去するしかないのだが、その撤去が難しいとなれば、本来なら爆破するしかないというわけだろう。

 もちろん冗談ではあるが、「ダイナマイトで破壊」という言葉に私は少し驚いた。長男は非常に穏やかな苦労人だからだ。

 たとえば東日本大震災の際には、「日本人なら当然」とボランティアに何度もはせ参じた”普通の感覚”を持つ男性だ。

 後述するが、長男は父と母、病気の弟の生活を背負って働き、自分の時間がまったくない人生だった。

 その長男が静かに語った決意には、穏やかな中にも信念がうかがえた。

「謝罪碑」の文言の書き換えについて、長男はさらに次のように語った。

「朝日新聞が調査をし、間違いだったと発表したわけですから、それに沿って間違いは正さなければなりません。朝日新聞社は謝罪碑の間違いを正さないでしょうから、正すことができるのは私しかいない。長男しかいません」

 その通りだと思う。

 本来なら、国連や海外メディアに対し、自らが報じた吉田証言が誤報だったことを伝えて回るべきだろうが、朝日がそれを行った気配はない。自らの報じた記事の後始末もできない、あるいはしないのに、朝日がお墨付きを与えた「謝罪碑」の間違いを正すはずはない。

「私が心配しているのは、(謝罪碑がこのまま残って)将来、政治的な問題になることです。その芽を摘み取ってしまいたい。石碑だと朽ち果てることがありませんからね。

 一介のビジネスマンから見た話でしかありませんが、いまの韓国は朴槿恵前大統領をあれだけヒステリックに、まだ攻撃をしようとしているわけですよね。こんなことを言う立場ではないですけど、尋常じゃないですよ。あの熱狂的な韓国人の中で謝罪碑が政治問題化したらもう消せなくなります。ですから、誤った歴史が残らないようにしたいのです」

 長男は朝日新聞よりも、はるかに誠実だと私は思う。

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吉田清治氏が建てた「謝罪碑」(関係者提供)

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「慰霊碑」と書き換えられた新しい碑(『父の謝罪碑を撤去します』から

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韓国・ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像(川口良介撮影)

※この記事は、「吉田清治」長男による韓国・天安市の「謝罪碑」撤去をルポした『父の謝罪碑を撤去します 慰安婦問題の原点「吉田清治」長男の独白』(大高未貴著、産経新聞出版刊)のプロローグと第1章「終わらせる」から抜粋しました。ネットでのご購入はこちらへ。

■大高未貴(おおたか・みき)

ジャーナリスト。1969年生まれ。フェリス女学院大学卒業。世界100カ国以上を訪問、スクープ証言を多数ものにしている。『正論』『新潮45』などへの寄稿のほか、テレビ、インターネットテレビ出演、講演活動も行っている。著書に『日韓”円満”断交はいかが? 女性キャスターが見た慰安婦問題の真実』(ワニブックスPLUS新書)、『「強欲チャンプル」沖縄の真実』(飛鳥新社)、『ISISイスラム国 残虐支配の真実』(双葉社)など多数。

吉田清治氏の長男さんは非常に誠実な方で、自分の父親が犯した罪をどう償おうか真剣に考えていらっしゃる。働かない父親の代わりに、大学を中退してからずっと過労死寸前まで働いていた。

そして、母親・弟・父親の看病をして最期を看取って、今まで自分の人生がなかった。やっと、自分のためだけに生きていける時に、自分の父親が作ったホラ話が日韓を股にかけて政治的な論争になっている。

でも、いくら長男さんが頑張ってくれても、間違いを受け入れない韓国の方が問題だと思う。吉田清治氏本人が作り話だと認めているし、朝日新聞だって“虚報”を“誤報”だとしてお詫び記事を掲載した。

事実無根の嘘を教科書に載せている韓国の方が異常な国でしょう。日本の慰安婦より、米軍慰安婦の方が扱いは醜かったのに、アメリカには頭が上がらないので文句を言わない。日本は韓国に完全に舐められている。

証拠を出しても認めない頭のおかしい国とは関わらないに越したことはない。もし日韓が国交断絶したら、困るのは韓国の方だよね。日本からタカる金が欲しいから、嘘でも事実だと言い張って金をせびり続けるつもりでしょう。
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