キムチ(2009-10)

世界選手権】 
転倒ヨナ なぜフリー1位

分かりにくいフィギュアの採点

要 約
世界選手権フリーで転倒のヨナが1位に抗議の声
浅田の3回転半は回転不足とされ、低い得点に
日本は高難度の技にボーナス点を付けるよう要求へ


運動部 若水浩

 フィギュアスケートの採点方式は、一般のファンには分かりにくい。3月下旬にイタリア・トリノで行われたフィギュアスケートの世界選手権では、女子で浅田真央(中京大)が優勝したが、フリーの得点は、ジャンプで転倒した金妍兒(キム・ヨナ)(韓国)が1位、浅田は2位だった。この結果に、日本スケート連盟には、「疑惑の判定だ」などと抗議の電話が寄せられた。

 2人のフリー演技を解析してみよう。
 
 まず、浅田。最高難度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に2度挑戦し、1度目は成功した(a)。しかし、2回転と組み合わせて連続ジャンプとした2度目のアクセルは回転不足と判断された(b)。現行ルールでは、回転不足だと「ダウングレード」となり、ひとつ下のジャンプの基礎点がベースとなる。このため、浅田の連続ジャンプは、2回転半-2回転と判定され、基礎点が抑えられた。演技の質によって加減される出来栄えも伸び悩み、得点源となるべき、トリプルアクセル絡みのジャンプで、13.12点(a+b)を稼ぐにとどまった。

 金妍兒は、(トリプル)アクセルはないが、3回転-3回転(c)という高難度の連続ジャンプを入れた。組み合わせの最初の3回転はアクセルの次に難しいとされるルッツジャンプで、得点が1.1倍される後半にも、このジャンプを敢行した(d)。3回転-3回転も、ルッツジャンプも浅田にはない技。金妍兒は、いずれもほぼ完璧に決めて出来栄え点も大幅に上乗せし、この部分だけで20.2点(c+d)も稼いだ。

 結局、ここでついた差が大きく、浅田は他の部分は無難にまとめたものの、技術点で0.57点上回っただけにとどまった。一方、芸術点を評価するプログラム構成点では、金妍兒が2.56上回った。結局、フリーの得点は、浅田が129.50点、金妍兒が130.49点となった。

 2002年のソルトレーク(シティ)五輪で起きた採点スキャンダルを契機に、採点の透明度は格段に増した。しかし、万人を納得させるのは難しく、毎年、ルールは変更されている。

 日本スケート連盟は、6月に開催される国際スケート連合の総会で、ボーナス点適用の緩和を求めることを決めた。規定では「斬新な要素、新要素または既存要素の独創的な組み合わせ」に対して「2点が与えられる」とあるが、実際は機能していない。そこで、浅田のトリプルアクセルなど高難度の技にも適用できるようにルール変更を働きかけていく。女子では現在、浅田しかできず、五輪で3度成功させてギネス世界記録に認められるほどの、このジャンプには特別な価値があるとの考えからだ。

 跳ぶ、跳ばないで論争が起きた男子の4回転ジャンプも、回転不足だと、基礎点は3回転分となるため、一部の選手、関係者から不満の声があがっている。そこで、大技に挑戦して回転不足になった場合は、1回転少ないジャンプの基礎点に落とすのではなく、減点幅を二つのジャンプの中間に緩和するという案が検討課題となっている。

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オポジ観察所(4)様からいただいて来ました。

こんな記事を書いていた新聞社があったのだね。真央選手は3-3回転のコンボも跳べるし、3ルッツも跳べるのに、「踏み切りがー」とか「回転不足がー」と言われて、重箱の隅をほじくるようなことをされ続けた。仕方なく、プログラムから外すしかなくなった。

ヨン棒だけができる特別な技にするために、他の選手からエラーを取っていっただけのことなんだけどね。その経緯を書いてないと、ルールについて知らない人が読んだら、ヨン棒は他の選手と違ってすごい事ができるらしいと思うだろうね (*´ー・・ー`)
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ヨナ 世界中からついに猛批判

転んでよろめいても銀メダルのヨナに思わぬ批判が・・・(AP)

 キム・ヨナ(金妍兒=19、韓国)は世界を敵に回した。27日のトリノ・フィギュアスケート世界選手権女子フリーでミスを連発したヨナが、ほぼ完璧な演技だった浅田真央(19=中京大)の得点を上回り"まさかのフリー1位"。ショートプログラムでの出遅れが響き、優勝した浅田には届かずの銀に終わったが、あまりに不可解な採点に世界中から「あり得ない」「審判から何らかの配慮があったことは明らか」など不信感が募っている。

英解説者「採点間違ってる」

 前日のSPで精彩を欠き、ミスを繰り返して7位だったヨナは、フリーでも3回転サルコーで転倒、2回転半も抜けてしまい会場からはため息が漏れた。それでも130.49の高得点。その後、最終組に登場した浅田は、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は2つ目が回転不足とされたものの、2回ともしっかり着氷。ほぼノーミスの見事な演技で観客を魅了した。

 ところが浅田の点数はヨナを下回る129.50。誰もが目を疑う低評価に会場からは大ブーイング。実況していた英ユーロスポーツの解説者は「おかしい。本当に間違っている」と発言。「トリプルアクセルは非常に難しいジャンプなのにコンビの点数はたったの9.5。これは誰かさん(ヨナ)のトリプルルッツ+トリプルトーループより低いんですよ」と半ばあきれたように採点の理不尽さを指摘した。

中国メディア「審判が配慮した」

 また、中国メディアの中国新聞網は「キム・ヨナの銀は意外だった」とした上で「審判から何らかの配慮があったのは明らかだ。フィギュアスケートにおける悲哀と言わざるを得ない」と報道。「表彰台でヨナに送られた拍手は、優勝した浅田はおろか、銅のラウラ・レピストよりもずっと少なかった」と付け加えた。

 浅田、ヨナによるフリー演技は大手動画共有サイト「ユーチューブ」などに掲載されて全世界に配信されたため、世界中のファンに閲覧され、国際スケート連盟(ISU)やヨナを非難する書き込みであふれている。

 日本語の書き込みは浅田への祝福やねぎらいが主だが、海外からは英語で「どう採点すればヨナが真央の得点を超えるんだ!」「ISUによる不正判定はフィギュアスケートへの冒とくだ」「ヨナはいくら払ったんだ」など、辛らつな意見がほとんどだ。

 これに対し韓国のネット上では「ヨナは失敗したから130点だった。本来なら150点だったはずだ」「日本は優勝したのにつべこべ言うな!真央の点数こそ詐欺だ」などと感情論だけでヨナを擁護している。ただ「こんな採点ではヨナもかわいそう」と書き込んだファンもいる。不可解採点で2位になったヨナも、ある意味被害者かもしれない。

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海外メディアが真央を絶賛しキムヨナに皮肉連発 トリノ世界フィギュア

https://youtu.be/lNFBiuFl_G8

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Number 747号 2010年2月4日発売

[独占インタビュー④]
Kim Yu-Na キム・ヨナ
「“ワールドチャンプ・ヨナ”って呼んで」

昨年の世界選手権を制し、歴代最高得点も保持している。今季のGPファイナルも優勝。バンクーバー五輪に「本命」として臨む韓国国民の“妹”が、金メダルへの思いから、いま感じている重圧まで、赤裸々に語った。

 日本メディアの個別取材を断り続けていたキム・ヨナに、インタビューの機会を得たのは東京で行われたグランプリファイナルの直後だった。ヨナはいつになくリラックスしていた。

「優勝おめでとうございます。早速インタビューを始めますが、何と呼べばいいですか?ヨナさん?それとも何か韓国でのあだ名がありますか?」

「“ワールドチャンプ・ヨナ”って呼んでください。そう呼ばれる時が一番気分いいから(笑)」

 一瞬戸惑った。冗談?それともとんでもない自信家?一緒にいた韓国人の代理人がクスッと笑うと、“ワールドチャンプ・ヨナ”も大笑い始めた。その後。「冗談」だと言っていたが、表情はあながち冗談でもなさそうだった。いきなり出だしからヨナのペースに巻き込まれてしまった。

 韓国国民の妹、キム・ヨナは、彗星のごとく現れた。4年前まで、韓国でスケートといえばショートトラックだった。今では、韓国の記者が「韓国の歴史上、ヨナほどの人気があったスポーツ選手はいない」と言い切るほどの人気沸騰ぶりだ。

 オリンピックを控えた今季(‘09-’10シーズン)の前半戦、ヨナは他を寄せ付けない強さで、グランプリシリーズ3連覇を果たした。

「2009年は、全試合で金メダルを取れて本当にいい1年でした。世界選手権ではワールドチャンピオンにもなれたし、歴代新記録も出したし、その前の2年間の世界選手権は怪我のために3位で、つらかった思い出ばかりでした。2009年は、今回の世界選手権で勝てなかったら自分自身にとても失望するだろうと考えていたので、夢が叶って、本当に自信になりました」

 そう、3月の世界選手権から数えれば4戦連勝だ。とはいえ、後半2戦はジャンプミスが目立った。どこか不安要素はないだろうか?

「スケートアメリカはコンディションが悪くて転倒があったし、自分自身に納得がいかなかったですね。あの時は、2試合連続で歴代最高得点を出して、それがプレッシャーになっていました。グランプリファイナルは判定に納得いかない部分もあったけど、それでも優勝できたわけだから結果オーライですよ」

 判定に納得がいかない部分とは、3回転+3回転の連続ジャンプだ。ヨナのジャンプは助走にスピードがあり、踏み切りでそのスピードを高さに変換する。理想的な空中軌跡をたどり、助走と同じカーブの延長上に着地するのでランディングでスピードが落ちない。そのため、連続ジャンプの2つ目も勢いがあり3回転を回り切れる。ところが、このグランプリファイナルでは、代名詞の“3回転+3回転”を、回転不足と判定された。

「あれは納得できませんでした。自分では回り切ったと思っていたし、複雑な気持ちでしたよ。でも翌日のフリースケーティングがあるから、心理的に不安になるのはいけないと思い、自信を回復させるのに必死でしたね」

万全の体制を敷く「チーム・ヨナ」の存在。

 フィギュアスケートは採点競技。あくまでも公平な絶対評価ではあるが採点するのは人間だ。一度、回転不足と判定されると、選手は「この試合の技術役員は厳しい」と感じ、選手心理にとって大きなマイナスとなる。

「技術役員の判定に文句は付けられないけど、納得できない悔しさと、不安はありました。それに、“別の不安”とも戦っていたので・・・・・・」

 別の不安とは、フリースケーティング当日、公式練習でエッジ(スケートの刃)が破損したことだ。

「自分の両足がぶつかり合って、左足のエッジが曲がってしまって・・・・・・。会場の修理の方に直してもらったのですが、完全には感触が戻らなくて、不安が残りました。でもあまり気にしないように、少しくらい感触が違っても、私は出来るって自分に言い聞かせました」

 修理した職人の坂田清治氏によれば、折れて横を向いてしまっていたエッジを金槌でたたいて平らにし、一から研ぎ直したという。坂田氏は「研ぎたてのエッジで本番を滑るのですから不利になるのではと思いました」と振り返る。

 結局、フリースケーティングでは、“3回転+3回転”が、“3回転+2回転”になり、もう1つの武器“ダブルアクセル+3回転”も、後半が2回転になった。代名詞のジャンプは、この試合で1度も決まらなかった。

「自分の足りなかった部分は分かっているので、オリンピックに向けて進化するたえの目標が出来てよかったです。正直なところ、オリンピックに行く前にこういう体験をできるたので、むしろ得したと思いますよ。こういうトラブルがあっても優勝できる、“3回転+3回転”を入れられなくても点が出るというのは、かえって自信になりました」

 失敗して不安になるのではなく、失敗したのに優勝できたことが自信になると言い切るのだ。何と精神的に強いことか。

「よく韓国では“強心臓”って言われますけど、1~2年前までは本当にプレッシャーも感じなくて、私は精神的に強いなって思っていました。外国の記者の方からこうやって取材されて注目されているのも、むしろ自信になっていましたし。でもやはりオリンピックが近づいて、成績も良くなればよくなるほど、維持しなければ、というプレッシャーはあるんですよ」

 そうはいっても、今季はそのプレッシャーさえ克服している。

「特別な方法はないですよ。ただ自分は十分に練習しているし、準備も万端だ、自信を持とう、と言い聞かせて深呼吸するくらいです。キンチョウすると身体が固くなって、いつものパフォーマンスと変わってしまうから」

 彼女が準備万端という背景には、万全の体制を敷く「チーム・ヨナ」の存在がある。振り付け、陸上トレーニング、ダンス、メンタルトレーナーなどのジャンルごとに担当者がついて、きめ細かく指導し、それをコーチのブライアン・オーサーがまとめあげている。オーサーは、「2週に1回ヨナとお母さんと一緒に、国際スケート連盟の技術役員らを呼んでミーティングをしている。ここで、ジャンプの詳細な得点の計算や、スピンの内容、ライバルの演技、衣装まで、細かく戦略を考えている」と説明する。

 この手厚い指導体制ができたのには理由がある。オーサーにとってヨナは、ただの一番弟子ではない。「一番目の弟子」なのだ。
ヨナに出会うまで、現役を引退したオーサーはショースケーターをしていた。’06年夏、プログラムの振り付けのためにトロントを訪れたヨナに、たまたまオーサーは簡単なレッスンをする。その後、指導を気に入ったヨナから正式なコーチを依頼されたが、年間のショー契約があるため断っていた。しかし熱烈な依頼が続き、ついに’06年末、コーチ人生へと踏み出した。その後、コーチ経験のないオーサーは、多くのスタッフを巻き込み、戦略的に「チーム・ヨナ」を結成させたのだ。

 また、オーサーがコーチを務めていることのメリットがもうひとつ考えられる。カナダ人でるオーサーは’88年カルガリー五輪でアメリカのブライアン・ボイタノと金メダルを争い“ブライアンバトル”として盛り上がった。結局、オーサーは小さなミスで銀メダルに終わったが、オーサー自身が、「長い時間を置いて、私に金メダルのチャンスが戻ってきたと感じている。私の知識と経験のすべてを、オリンピックで優勝するためにヨナに伝えている」と語っているように、五輪本番で、地元カナダのファンは、ヨナにオーサーを重ね合わせて、まるでヨナのホームのように大きな声援をおくる可能性がある。

 この全てを見通してオーサーにコーチを頼んだとすれば、一番の戦略家は、ヨナ自身かもしれない。

「オリンピックは子供の頃からの夢です。出たいというだけじゃなくて、金メダルを取りたい。今季はグランプリ3戦とも結果が良くて自分の技術にも演技にも納得できているし、周りのサポート体制もバッチリです。緊張しないようなイメージトレーニングも実践できています。金メダルのために、自分に負担がかからない状況を作り出してきました。自分自身との戦いがいよいよ始まったという気持ちです」

 強く完璧なヨナと、韓国国民から「妹」として愛されるヨナ。多彩な魅力を武器に、バンクーバーの氷に自身を投影する。

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二宮清純責任編集
スポーツコミュニケーションズ
斎藤寿子「裏方NAVI」(第2、4月曜更新) : 第2回 坂田清治(フィギュアスケート研磨職人)<後編>「キム・ヨナの躍進支えた確かな技術」
投稿日時: 2013-01-28 17:18:32
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=4720  (リンク切れ)

スケートの刃を研ぐ職人さえも自国で準備調達できないわけ?茶番でもカナダの養女というのであれば、カナダで確保しておいて貰いたいね。「日本を追い越したニダ!ウリナラは先進国ニダ!」なんでしょう?

だったら、ブレード職人さんぐらい人員配置して欲しいよ。本当に恥ずかしくないのかなあ。都合のいい事柄はすぐ日本に頼る。甘えすぎだよね。いつまでも自立できない民族。
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